松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

寿命を縮める睡眠のとり方

 

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 明日、明後日は僕にとって待望の定休日です。色々やりたいことがあるので、だらけず時間を有効に使い予定をバッチリ完了したいと思います。さて今回は、睡眠について考えて見ることにしました。睡眠には、当然良い睡眠と悪い睡眠というのがあります。そこで今回は悪い睡眠にスポットを当てることにしました。そもそも悪い睡眠を続けると、病中の人などは、病気を悪化させたり、最悪の場合はそのまま眠り続けてしまう・・・。何てことにもなりかねません。そして今まさに真っ只中のジメジメ、ムシムシする梅雨時やそのあとに訪れる夏場の熱帯夜は、睡眠時間がたとえいつもと変わらなくても、睡眠の質自体がガクンと落ちるのです。こうなると、心身にさまざまな不調や不具合が起こるのは避けられなくて当然です。

 

悪い睡眠は万病のもと

 人によっては、睡眠の質が悪かったせいで、急な腹痛や過呼吸、肌荒れなどの体調不良などを発症する人がいます。するとそれが原因で精神的にも、それなりのダメージを受ける事があるのです。最初は仕事のストレスのせいから始まり、ある時から、徐々に熟睡できないようになります。それでも人は寝なくてはまともな生活が送れないので、睡眠の質を良くするように努力します。それが功を奏すると、心身ともに健康は自然に取り戻せるのです。しかし、現代社会において殆どの人が、心身の不調が睡眠にあるとに気づいてないと推測されます。

 

睡眠と健康の関係

 睡眠は心身を休ませるだけでなく、健康と密接に関わっています。実際、睡眠の量と質が確保できなくなると、頻繁に風邪をひいたり、仕事中に集中力が切れたり妙にイライラしたりするものです・・・。そしてさらに、これが続くと糖尿病や高血圧症、肥満などの生活習慣病が悪化したり、心筋梗塞や脳梗塞などの命に関わることにもなると言います。それに怖いのが、良い睡眠が得られないと、脳の機能も低下し、精神状態が不安定になったり、うつ病や認知症の発症リスクも高まることが最近の研究で明らかになっているのです。良い睡眠は心身を癒やしますが、逆に悪い睡眠は命を削るのです。

 

寿命を縮める就寝習慣とは

夏場のお風呂はシャワーだけ

 夏場シャワーだけでお風呂をすますのはダメです・・・。これは寝つきを悪くして質の悪い睡眠となる原因を作りだすのです。人は睡眠に入るとき、体温は少し下がります。このとき温度差が大きいほうが寝つきも良く、熟睡できるのです。そのためにも、湯船に浸かって深部体温を高い状態にする必要があるのです。夏なら寝る2時間ぐらい前に40度の浴槽で15分、41度なら10分ぐらい浸かることが、気持ちのいい眠りを誘うポイントだと専門家は言っています。

 

寝るときはジャージや浴衣を着ている

普段から寝る時にジャージや浴衣を着ている人・・・。これは寝汗が吸収し難く良い睡眠は取れません。素材は綿かシルクで、寝返りが打ちやすいパジャマが一番です。最近は床に敷くとヒンヤリする冷温シーツも出回っていますが、汗を吸わないので専門家曰く好ましく無いとのことです。

 

寝る前の水分は控えている

 人によっては、夜中、トイレに立つのが嫌だからと、寝る前の水分は控えている人がいるそうです。しかし、人は寝ている間に100〜150ccぐらいの汗をかくため、血中の水分が不足して血液がドロドロになってしまいます。これは血栓ができやすくなり、最悪の場合、寝ている間に心筋梗塞や脳梗塞で永遠の眠りにつくことも大いにありえます。とにかく寝る前には、せめて白湯を一杯飲んでおくといいでしょう・・・。間違っても寝酒は、しないようにしましょう。アルコールを飲むと、寝つきは良くなるかもしれませんが、寝ている間に交感神経が働き、熟睡を防げてしまうからです。

 

上手にエアコンを使う

 寝室のエアコンは28度に設定して、1〜2時間のタイマーにする・・・。こんなエアコンの使い方も睡眠の質を低下させる。室温は26度(湿度は50%台)が理想です。過去のさまざまな研究から、これが最も熟睡できる温度とされています。また、1〜2時間のタイマーでは、就寝中に室温が上がり目が覚めてしまいます。これも熟睡できない原因になります。なのでエアコンのつけっぱなしはもったいないと思うかもしれませんが、熟睡できないより、ずっといいと考えるべきでしょう。 なお、エアコンや扇風機の風が直接、体に当たらないようにするのも質の良い睡眠にとって重要になります。

 

寝床に入ってからのスマートフォン

 寝床に入ってからのスマホを視聴するのは、寝つきを悪くするもとです。寝るときには、張り詰めた交感神経をリラックスした副交感神経に切り替える必要があります。スマートフォンを見ると、なかなか副交感神経優位の状態にならないからなのです。副交感神経を優位にさせる方法で最も簡単なのは、3秒で息を吸って2秒間止めて、5秒で吐き出すという呼吸だそうです。それに夏場は、特に寝汗をかくため、寝床がカビや雑菌の巣になりぎみです。また、布団を干さない。寝室の掃除をしない。これでは良い眠りは得られません。万年床やベッドの人は、起きたときに掛け布団を半分開ける。これだけでも、ずいぶん違うそうですよ・・・。

 

最後に

 因みに寝ている時、突然こむら返りを起こす人は、糖尿病が進行している可能性があるそうです。また、いびきが大きい人は睡眠時無呼吸症候群になっている可能性があります。睡眠は、まさに健康の礎(いしずえ)です。健康寿命を維持するためにも、良い睡眠の環境を作りましょう。