松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

普通コーヒーって1日何杯飲みます?

 

f:id:rjmatsumura:20191022184940j:plain

 僕は、常日頃からほぼ毎日コーヒーを3杯は飲みます。もちろんそれ以上飲む時もありますし、それ以下の時もあります。色々と効用はあるようですが、やはりそこは薬ではないのですこぶる元気になったり、エナジードリンクのように一気に目がシャキ~ンとはなりません。でもなぜか飲んでしまうのです。まさに嗜好品の代表ですね。ただ思うに自分の場合、無ければ無いで大丈夫のような気もします。そもそもこのコーヒーって一体何者なのでしょうか・・・。そこで今回は、改めてコーヒーについて考えてみることにしました。

 

コーヒーの役割を考える

 認知症の予防から仕事や運動の向上まで影響があるとされているコーヒーの効用ですが、いったい1日何杯くらい飲むのが適当なんでしょうか?コーヒーが体に与える影響については、昔から研究されてるはずなので、よいもの悪いもの含め膨大な研究結果があります。そうなると逆に情報量が多すぎていったいどれを信じていいのか訳が分からなくなるのが本当のところです・・・。

もちろん研究の規模や測定手法などはさまざまなので、信頼性にも当然バラつきがあります。かと言って、自分達が信頼性を判断するのも難しい話です。そこで、今わかっている範囲でコーヒーの代表的な効果について、色々と調べてみたのでチョコッと紹介したいと思います。

 

1日4杯飲む人は肝臓ガンが53%リスクが低下

 1日4杯飲む人は肝臓ガンのリスクが53%低下するそうです。更に5杯で61%、6杯で67%、7杯で73%となっています・・・。結果として、コーヒーを飲む量が増えるほど肝臓ガンのリスクが低下するということです。

 

1日3~5杯で心血管疾患なるリスクがもっとも低い

 コーヒーを飲まない人に比べて、1日4杯飲む人は心血管疾患のリスクが7%低くなるそうです。また1日3杯もしくは5杯飲む人は6%低いとの結果となっています。逆に、コーヒーの大量消費が心血管疾患のリスクが高まるとの研究結果もあるそうですが、この解析結果に対しては、信憑性が低く関連性がないことが示されているそうです。

 

1日6杯飲む事で2型糖尿病リスクが33%低下

 コーヒーを飲む量が増えるほど2型糖尿病のリスクが低下する(0~6杯)ことが示されているようです。コーヒーを飲まない人に比べて、たとえば1日1杯飲む人は8%、2杯で15%、3杯で21%、4杯で25%・・・といった割合で2型糖尿病のリスクが低下します。因みに 2型糖尿病の一般的症状としては多渇症(異常な喉の渇き)、多尿症、原因不明の体重減少があります。 その他の症状には多食症(空腹感の増加)、疲労感、傷が治らないまたは治りにくいことが含まれているそうです。

 

1杯増えるごとに子宮体ガンのリスクが約5%低下

 コーヒーを飲む量が増えるほど子宮体ガンのリスクが低下する(0~7杯)ことが示されています。コーヒーを飲まない人に比べて、たとえば1日4杯飲む人は子宮体ガンのリスクが20%低下するとのことです。5杯で24%、6杯で28%、7杯で32%となっています。さらに閉経後乳ガンにも効果があり、1日4杯でリスクが10%低下するそうです。ただ別の結果として残念ながら、コーヒーの摂取量と乳がんのリスクとの相関はみられなかったようです。但し、閉経後の女性に限定した場合、コーヒーを飲む量が増えるほどリスクが低下する(0~6杯)ことが結果として報告されています。

 

消極的研究結果も存在する

 少なくともここまで紹介してきた研究結果を見ると、コーヒーを飲めば飲むほど効果が高まるようにも捉えられます。但し、コーヒーには、知っての通りカフェインやフェノール類、ジテルペン、クロロゲン酸・・・といったさまざまな成分が含まれているのも事実です。なので、どれが功をなすのかなさないのかは未知数の部分が多いのです。

更には、こういった成分が含まれる量も、当然コーヒーの種類や焙煎方法なんかで変わってきます。たとえば、コーヒー1杯あたりのカフェインの量を考えても、75~150mg(80~100mgくらいのものが多いよう)と大きくバラつきがあります。

もちろん、片頭痛持ちの人が1日3杯以上の飲むと偏頭痛発症につながる可能性もあり、妊娠中に2~3杯のコーヒーに相当するカフェイン摂取で赤ちゃんの発達に影響を与え成人期の肝疾患のリスクを高めるという研究結果があるなど、ネガティブな情報も存在するみたいですね・・・。

 

最後に

 という訳で研究結果も含めて、今解かっている事はあくまで暫定的なものと捉えるのがどうやらよさそうです。なので自己管理の中で、体調や時期によってはコーヒーの摂取を控えることも考慮すべきかもしれません。そう考えると、前述を鑑みても1日3~5杯コーヒーを飲むとが妥当の様な気がします。従って、コーヒーによる恩恵が最大限期待できる杯数は暫定1日3~5杯と僕的に結論付ける事にしました。なので今僕が飲んでるコーヒーの量は、減らすことなく現状を保持したいと思います。