松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

働き盛りによくない睡眠習慣と対策

 

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 劇的に良くならない腰痛を抱えながら今日も一日が、過ぎようとしています。微妙に良くなっているような気もしますが、そうでない気もします。ま~いずれにしてもこの手の腰痛は、日にち薬なので根気よくいきたいと思います。さて今回は、寝つきの悪い夏季節もようやく終焉を迎えようとしています。そしてこれからの季節は、ひたすら快適な睡眠が待っています。しかしながらそんな熟睡できる季節であっても正しい睡眠習慣を持っていないと、元も子もありません。そこで良質な睡眠とはどんなのか気になったのでチョコッと調べてみる事にしました。

 

誰もが年齢と共に徹夜や夜更かしが厳しくなる

 20代や30代の頃は、徹夜や夜更かしをしても平気だったのに・・・。という人も、年齢とともに徐々にきつくなるものです。これは、年齢に伴い体力や回復力が落ちていく為、仕方のないことともいえるでしょう。睡眠を削ることも本来よくないことですが、年齢を重ねるたびに、徹夜や夜更かしをしたくてもできない状態になっていくのです。それに年齢とともに落ちるのは何も体力だけではありません。睡眠力なるものも落ちる傾向にあり、更には質のよい深い睡眠までが徐々に取り難くなる傾向にあるそうです。体の仕組みとして、睡眠の質が落ちると成長ホルモンなどの分泌が減り、心身の回復がさらに遅れます。また年齢とともに早寝早起きの傾向になる人も多く、これによっても遅くまで起きていることが難しくなります。代わりに早起きは得意になる人が多いようですけどね。確かに朝、慌てる気配も無く家の近所を朝早くから出歩いている人は、たいていの場合ご年配者の様な気がします・・・。

 

睡眠不足は万病のもと

 興味深いお話として、睡眠不足で死亡率は1.6倍? 肥満・生活習慣病、がんのリスクまでが、関係してると言われています。長期的に睡眠不足が続くと、肥満や、高血圧症・脂質異常症・糖尿病などの生活習慣病にかかりやすくなります。若い頃から十分な睡眠が取れていなかった中高年は特に注意が必要のようです。そもそも睡眠不足と肥満がなぜ関係するのか不思議に思いますが、まずは単純に、眠っていない分、起きている時間が長くなるため、空腹を感じることも多くなり、食べる量が増える点がまずひとつ挙げられます・・・。さらに睡眠不足が続くと脳が、危機的状況にある。と思い込んでしまうため、摂取したカロリーを脂肪細胞に蓄えようとするそうです。一方で、睡眠不足からくる倦怠感で体がだるいと感じれば当然運動量が減り、消費カロリーは少なくなります。そうなると摂取カロリーが増えて消費カロリーが減るので、結果として肥満まっしぐら・・・となるのです。

 

健康保持は睡眠次第

 普通の人は、睡眠中に血圧が少し下がります。そして、朝起きると日中の活動に備えて、血圧が上がっていきます。ところが、睡眠の質が悪いと眠っている間に血圧が下がらず、起床後に血圧が上がると通常より高血圧となります。一晩の徹夜で、血圧が約10mmHg上がるそうです。欧米などの研究では、睡眠の状態が悪いと乳がんや前立腺がん、大腸がんが増えることも分かっているようです・・・。また睡眠ホルモンとも呼ばれるメラトニンは、一部で性ホルモンの働きが有りその為、睡眠が不規則になったり睡眠時間が短かったりするとメラトニンの量や分泌のパターンが変化し、性ホルモンと関連が深い乳がんや前立腺がんが増えると考えられているようです。恐ろしい話ですが、睡眠時間と死亡率にも因果関係があります。日本の研究では、4時間半未満の睡眠時間の人は睡眠時間が7時間の人と比べて、男性で1.62倍、女性で1.60倍も死亡率が高くなっている研究結果も出ているようです・・・。

 

働き盛りが考える睡眠のとり方

 働き盛りである40代~50代が睡眠で心がけるべきこととしては、まずは6〜8時間の睡眠時間確保をする事です。人生100年時代ともいわれていますが、まずは人生の目標をどこに置くのかを決めましょう。具体的なキャリアの夢がある人も、プライベートな人生の充実を考え、病気などせずに元気に年を重ねたい、仕事を引退した後で自分の人生を楽しみたいという人が殆どでしょう。いずれにしても、長期的な目標を達成したいのであれば、十分な睡眠時間を確保することは大変重要です。睡眠時間が5時間以下の人は、6〜8時間の睡眠が取れている人に比べて寿命も縮まると発表されています。そして年齢とともに睡眠力は低下していく為、若い頃以上に、よい睡眠を取るために生活習慣の見直しや寝室環境の整えを真剣に心がけてみましょう。

 

最後に

 という訳でこれから直ちに始める睡眠の質改善を提案するとしましょう。 まずはスマートフォンを早めに切り上げましょう。徹夜や夜更かしなど夜型生活は、急にやめようとしても難しいかもしれません。なので、まずは自分ができることから1つずつ、生活習慣を整えていきましょう。特に就寝前にベッドでスマートフォンなどの電子メディアを見ている人は、寝つきや睡眠の質が落ちる傾向にあります。とりあえず今夜から、就寝30分前以降はスマートフォンやPCを見ないように頑張ってみてください。因みに僕は、今日から寝る前にタブレットでフールーやアマゾンのプライムビデオなど見ながら寝るのを止めたいと思います。そして努力の結果、いつもよりもぐっすり眠れて、尚且つスッキリ起きられる手応えを感じられれば、この作戦は大成功と言えるでしょう!